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水増し額1千億円以上?東芝 不適切会計の原因は? [ニュース]

東芝が過去の決算で不適切な会計処理をしていた問題で
2010年3月期から14年3月期にかけての営業利益の水増し額が、
1千億円以上と報道されています。
これまで明らかになっていた約550億円から大幅に拡大しています。

2015062501000995.jpg
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015062501000977.htmlより引用

東芝の不適切会計について調べている
外部専門家でつくる第三者委員会も、
これらの事実を把握しています。
7月中旬に、問題の詳細や原因、再発防止策を発表する方針です。

東芝の不適切な会計処理の原因は
他社との受注競争に勝つことを重視しすぎた結果といわれています。

他者との受注競争に勝つために
ある事業が赤字になると認識しながら黒字を装う「損失隠し」です。
完成後に必要になった追加工事を隠していた例もあったようです。

例えば
まずは低い額で入札に勝った上で、効率化でコストを下げ、最終的に黒字を目指す。
そして工事が終わるまでは黒字見通しを示し続けるというケース。
電力会社など取引が大きい企業との間ではサービス残業的に追加工事を行うケース。

水増し額倍増の見通しはこうした杜撰な会計処理が 東芝社内の広い範囲で行われていたことをうかがわせます。

詳細は調査結果を待つほかありませんが、
毎年コンスタントに500億円の利益を上げる東芝にしては、
550億円であろうと1千億円であろうとそこまで大きな金額ではありません。

ただ、上場企業として株主から預かったお金で経営している以上 売上が上がっていれば会計処理が多少杜撰でも許されるということはありません。
問題は金額の多寡ではなく財務諸表の信頼性が疑われ、
上場が継続できないリスクです。

今後の報道が気になります。


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